ルペン敗北、マクロンの勝利で、フランスのEU離脱の行方は?

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エッフェル塔
極右と言われたルペンの敗北で終わった、フランス大統領選挙。
私個人的にはルペンを応援していましたが、多くの専門家の予想通り決選投票でルペンは敗北しました。

私がルペンを応援していた理由は、主張する政策が極めて”まとも”だからです。
「行き過ぎたグローバル化を是正し、フランスの主権をフランス国民の手に取り戻す」
ルペンが主張する公約は、要約するとこういったものでした。

ある時期から「グローバル化こそ善」という風潮が広がり、急激に国境がなくなってきました。
その結果はご存知の通り、特にヨーロッパは大混乱に陥りました。
膨大な数の難民の流入、流入した難民による女性への性的暴行、難民に紛れて侵入したテロリストの犯行・・・

こういった不安定な状況から、フランスを元に戻そうとする政策を明確に主張していたのがルペンでした。

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フランス大統領選挙でルペンが負けて、フランスの自主権は大丈夫か?

ルペンは極右と言われるのですが、私は自国を愛するものなら当たり前の政策だったと思います。
移民は1万人に制限する、EUを離脱するなど、フランスファーストとも言える政策だったと思います。

内容を良く聞いてみると、ルペンは相当な平和主義者であることが分かります。
ただ、今のヨーロッパの流れには乗っていないだけです。

イギリスで昨年6月に起こった”ブレグジット”同様、EUに加盟していることで自主権の多くが制限されてしまっています。
経済政策を打ちたくても、独自に自国で通貨を発行できない。
移民、難民の流入を拒否できない。
国境警備ができない。

むしろデメリットの方が大きいのかも知れません。

そういう意味で、私は行き過ぎたグローバリズムが是正されるキッカケとして、ルペンの勝利を期待していました。

状況は違うものの、韓国経済が破壊されてしまったのも、突き詰めればグローバリズムの弊害といえます。
現在の韓国は、グローバル資本の経済的な植民地の様になっています。
韓国を代表する企業は、銀行でさえもグローバル資本の傘下です。

現状韓国の若者たちは、大学を出ても就職先が無かったり、経済的に大変苦しんでいます。

一方では、日本も”規制緩和”の名のもとに、どんどんグローバル化が進んでいます。
全農が株式会社になる下地ができてしまったり、種子法が撤廃されて主要穀物の種を外国企業から買わざるを得なくなる可能性が出てきたり、水道事業の民営化が検討されたり。

グローバル化が進んだ先には、国そのものが無くなってしまうリスクさえ潜んでいます。
そんなことにならないための「フランスファースト」がルペンの政策だったのに…と思うと、非常に残念です。

フランス大統領選挙、マクロンは現状維持を表明しているが・・・

マクロンが表明していた”現状維持”は、今のヨーロッパのドイツの一人勝ちを継続させることを意味します。

国境を撤廃して、物と人、金の移動が自由になった結果、ドイツが一人勝ちする状況になりました。
そしてそんな中で起きたのが、メルケルによる「難民の受け入れに制限はない」という言葉をきっかけとした、大量の難民流入です。

どんな問題が起ころうと、EUに加盟している限り自国で独自に対策を打つことが出来ないのです。
それを嫌気した国民が過半数を占めたことで実現したのが、イギリスのブレグジットな訳です。

私は個人的には、自国の独立を維持するなら、イギリス国民の選択は正しかったと思っています。

そして、マクロンが現状維持政策をそのまま公約通りに実行するなら、フランスはもっと疲弊して行くと予想しています。

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フランスのEU離脱は自主権を取り戻すという事

グローバル資本家たちにとって、フランスのEU離脱はグローバル化の後退を意味するので、あらゆる手を使って潰そうとするでしょう。
その結果が今回のマクロン大統領の誕生だと思います。

ルペンが主張するEU離脱が実現したら、フランスは主権国家に戻ることができたであろうと思われるので、マクロン大統領の誕生は他所の国のこととはいえ残念です。
私がこんなにもグローバル化を懸念するのは、日本もその波に飲まれようとしている気がするからです。

安倍政権によって、外国からの実質的な労働者の受け入れが急速に進んでいます。
少子高齢化によって人手不足になることが予測される日本ですが、外国人労働者の受け入れがあまり進むと、国が壊れてしまいます。
外国人に頼るのではなく、自国の産業の効率化によって人手不足が改善されたとき、日本は更に強くなれるはずです。

フランスのEU離脱には、そんな意味が多分に含まれているので、非常に重要だったのです。

まとめ

ルペン対マクロンの一騎打ちとなったフランス大統領選挙ですが、行き過ぎたグローバリズムを引き戻すチャンスだっただけに残念な結果となりました。
ただ、今後マクロン大統領の考えも変わるかも知れません。
愛国心があれば、自国が破壊されて行くなど見たくないはず。

韓国の状況もよく見てほしいなあ…と願うのです。
そして日本でも、グローバリストたちの浸食がかなり進行していることを意識した方が良いのかも知れません。

国を守ることがいかに大事か、同時に難しいか…。

この度のフランス大統領選で、改めて考えさせられたことでした。

 

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