その胃痛ピロリ菌が原因かもしれない。対処するには?

公開日:  最終更新日:2017/02/27

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あなたは原因が分からずに胃が痛くなることはありませんか?
そんな時、よく聞くピロリ菌が気になりませんか?
このピロリ菌、胃潰瘍や胃がんの原因になることもあるかも知れないんです。

今日はそんなピロリ菌について、お届けします。

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ピロリ菌と胃痛の関係

そもそもピロリ菌って何でしょう?
なんだか可愛い名前で、アニメのキャラクターみたいですよね?
このピロリ菌の正式名称は、ヘリコバクターピロリって言います。
このヘリコとは、ヘリコプターのヘリコで、らせんという意味です。
何がらせんかというと、菌の体の端に鞭毛があって、これがクルクル回って動くんですね。
この菌は。
で、ヘリコ=らせんなんですね。
バクターはバクテリア=細菌の意味。

このヘリコバクターピロリは、胃の粘膜に生息しています。
胃には強い酸(胃酸)があって、昔は胃には細菌はいないと考えられてきました。
ところがこのピロリ菌って、みずからアルカリ性の成分を出して、自分の周りのこの強い酸を中和するんですね。
ウレアーゼという酵素です。

このピロリ菌が、胃炎や胃潰瘍などの胃の病気と深くかかわっていることが明らかにされてきました。
これがピロリ菌と胃痛の関係です。

ピロリ菌による胃痛は除菌で解決できる?

ピロリ菌に感染すると、胃に炎症を起こします。
多くの人は自覚していません。
この炎症が続くと、胃酸を分泌する組織が破壊されます。
これがさらに進行して一部の患者さんは、胃がんになることが分かっています。
他にも胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんは、ピロリ菌に感染している確率が高く、潰瘍の発生及び再発に関与していると言われています。

このピロリ菌は「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の抗菌薬で除菌する「除菌療法」が有効とされています。
これらの薬を一定期間(一週間位)飲み続けて、その後検査によってピロリ菌の存在を確認します。

その段階でまだピロリ菌の存在が確認されれば、再度一週間程度の「除菌療法」を行います。
その際、2回目の時は、2種類の抗菌薬の一つを別の薬に替えます。
これで除菌ができたかを再検査します。

この除菌療法の成功率は1回目で75%、2回目までを合わせると95%以上になります。

一方、この除菌療法には、副作用もあります。
現時点で報告されている副作用は、下痢、軟便、味覚異常、肝機能の変動、発疹やかゆみなどのアレルギー反応があります。
これらの副作用が表れたら、すぐに医師又は薬剤師に相談してください。

他にも除菌療法を行った後、ごく少数の方に「逆流性食道炎」がおきることがあります。
これは除菌によって低下していた胃酸の分泌が正常に戻ったために一時的に起こると考えられており、症状は軽く治療が必要になるケースはごくまれです。

ピロリ菌の感染と予防

日本人のピロリ菌感染者は、約3500万人と言われています。
「日本ヘリコバクター学会」のガイドラインでは、感染者の全てに除菌療法を受けることが強く勧められています。

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ピロリ菌の感染経路はまだ明確には解明されていません。
が、多くは経口感染だろうと言われています。
感染率は、乳幼児期の衛生環境と関係していると見られ、上下水道の普及が不十分だった「団塊の世代」で高い傾向が有ります。

予防する方法は、いまだよく分かってはいませんが、団塊の世代より下の若い世代では年々低くなり、現在は20代以下では感染率は著しく低下しています。

ちなみに胃潰瘍の原因は、ピロリ菌以外にも酒、たばこ、過度のストレスもあります。
従って、除菌したからといっても潰瘍にならない訳ではありません。

また、胃がんとピロリ菌の因果関係も指摘されており、除菌することで胃がんの発生率を減らせる可能性もあります。
早期胃がんの治療後にピロリ菌を除菌した患者さんは、しなかった患者さんとの比較で、3年以内の新たな胃がんの発生率が1/3だったという報告もあります。

胃潰瘍その他の原因

胃潰瘍のピロリ菌以外の原因には、アスピリンなどもあげられます。
お酒やたばこも控えめにして、ストレスフリーを目指して、胃潰瘍も予防しましょう。

そして胃潰瘍だけでなく、胃がんの可能性を減らすためにもピロリ菌感染の検査を受けてみられてはいかがでしょうか?

 

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