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必見!魚の寄生虫アニサキスの胃腸炎、アレルギー、感染を予防!

生活

あなたはアニサキスという寄生虫をご存じでしょうか?
アニキサス(兄貴刺す?)ではなく、アニサキスです。

海の生物に寄生しているのですが、食物連鎖で人間の体内にも入ります。
アニサキスが寄生した魚などを食べることで感染します。

私達が食べる魚には、体長1~3㎝程度のアニサキスの幼虫が寄生していることがあります。
そのアニサキスを魚と共に食べてしまうことで、胃腸炎を引き起こします。
これがアニサキス胃腸炎です。

その症状はお腹の激痛や、嘔吐が代表的なものです。
とにかく痛くて、大の男でも泣いてしまうほど痛いそうです。
近年この、アニサキスによる胃腸炎が激増しているようです。

後半で予防法も書いていますから、是非ご一読くださいね。

要注意!アニサキス胃腸炎が激増中!

厚生労働省の資料によると、日本におけるアニサキス症の発生数は、1年間に少なくとも2,000 – 3,000名以上と推定する報告があります。
アニサキスは寄生虫で、海の生物に寄生しています。

魚などの体内で産卵されたアニサキスの卵が糞便とともに海中に放出され、オキアミなどに捕食され、その体内で第3期幼虫(1~3㎝)まで発育します。
そのオキアミなどが魚類やイカなどに捕食され、その体内で更に成長します。
そしてその魚やイカなどを捕食したイルカやクジラが最終宿主となります。

私たち人間に感染するのは、中間宿主である魚介類を食べることによります。
刺身を食べた際の寄生虫被害の多くは、このアニサキスの第3期幼虫を直接食べてしまうことが原因です。

厚生労働省の統計によれば、2007年に6件、2016年に124件という数字があります。
ここ10年で実に20倍にも達しているのです。
しかしこれは、届出を集計したものであり実際には氷山の一角である可能性が高いとされています。

少し前には南海キャンディーズの山里亮太や、渡辺直美が感染したことでニュースにもなりました。

アニサキスはアレルギー原の可能性もある!

アニサキスによるアレルギーは、初回感染時は無症状で再感染により発症すると言われています。
イカ、サバ、ハマチ等を食べた際、発疹やじんま疹等のアレルギー症状を示す事がありますが、検査で魚介類で陽性反応を示さない場合には、アニサキスによるアレルギーが原因の場合があります。

このアレルギーの原因物質は、冷凍や加熱をしても残るので、魚介類加工品を食べた時も症状が現れる場合があります。
ただそれは、鮮度の低下した魚介類を食べた事による食中毒と混同している場合もあります。

一般的にアニサキス胃腸炎による激しい腹痛は、アニサキスが胃壁や腸壁を食い破る際の痛みと理解されています。
しかし、胃粘膜には痛覚がないので、生検などで粘膜を採取しても痛みを感じることはありません。
このことから、痛みを感じる頃にはアニサキスは、粘膜を突破したということなのかも知れません。

或いは、アニサキス自身が出す何かの物質に対する、人体のアレルギー反応の可能性も否定できません。
一部では、アレルギー体質の人にアニサキス胃腸炎の症状が出る、とする説を唱える人もいます。


魚の寄生虫アニサキス感染を予防するには?

私の友人で、能登料理を専門に提供する日本料理屋を営む人がいます。
彼の店では、エリアが近いということで、時期になると富山で有名なホタルイカを出します。

私もホタルイカは好きなので、彼に「踊り食いは出すの?」と聞いた事があります。

ホタルイカの踊り食いとは、生きているホタルイカをそのまま食べる料理(加工しないので料理と呼ぶのはどうかと…?)で、以前富山で頻繁に食べていました。
この料理のおもしろさは、しょう油に付けた時にホタルイカの呼吸によりしょう油が吸い込まれて行くのが見えるんです。
これを見るのが面白くて、春先に富山に行った際には必ずと言って良いほど食べていました。

話を戻しますが、能登料理の店主曰く、今はアニサキスの問題で生では出せなくなったので、ボイルしているそうです。

アニサキスの予防法は、主に2種類あります。
一つは加熱。
60度以上で1分以上の加熱で、予防できるようです。

もう一つは冷凍。
-20度以下の冷凍で、24時間以上で大丈夫とされています。

ただ、日本人の食生活では、刺身など生の魚は欠かせません。
冷凍はまだしも、加熱は受け入れられない場合もありますね?

どうしても生で食べたいときには、口に運ぶ前によく見てみて下さい。
アニサキスの幼虫は、1~3㎝ありますのでよく見れば見えるのです。※比較的表面に近い所にいる場合はブラックライトでくっきり浮き上がって見えます。

ちなみにアニサキスは、人間の体内では成長できないので成虫にまで成長することはないようです。
成虫になると、5~20㎝くらいにまでなります。
博物館などでクジラやイルカの消化器官に寄生した、アニサキスの成虫が展示されることがあります。

見た目のインパクトはかなりのものがあります。

まとめ

アニサキスは生の魚、特にサバや鰯、サケなどに多く寄生しているようですが、マグロや鰆、タラなど私たちが一般的に食べている魚全般に寄生している事例があります。
予防には、出来るだけ生食は避けることですが、刺身などを食べる際には一度よく見てみて下さい。
いれば見えるはずです。

予防法として言われているものに、よく噛んで食べるというのがありますが、これは少し考える余地がありそうです。
アニサキスを食べたという人のブログによると、輪ゴムのようでなかなか噛み切れないと書かれていました。

こんな寄生虫をわざわざ食べるのもどうかとは思いますが、刺身などを食べて嚙み切れない感じがあったら、それはアニサキスかも知れません。
飲み込む前に出して確認してみましょう。

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