中山泰秀防衛副大臣の「台湾は兄弟」を支持します!

国際

6月28日アメリカのシンクタンク”ハドソン研究所”での講演で、中山泰秀防衛副大臣は中国による台湾への圧力に対し「目を覚まし」、民主主義国家として台湾を守る必要があるという考えを示しました。

 

これまで日本の政治家たちの多くは、中国を批判することを徹底的に避けてきました。
特に与党には親中派勢力が多いこともあるのか、その傾向が顕著です。

 

私は一人の良識ある日本人として、中国による香港民主主義への弾圧や、ウィグル、チベットへの人権侵害などは、強く批判すべきと思っています。
中国の領土拡大への野心にブレーキをかけ、平和を希求することが民主主義国家存続の道だと思います。

これまで誰も言わなかった中国批判

今国内を見渡すと、中国への忖度が随所にまかり通っています。
なぜこれほどまでに中国に対して何も言えないのか、悶々としていました。

 

ウィグル、チベットで異常なほどの人権弾圧をしたり、香港返還の際英国と交わした「50年間は1国2制度」を維持する約束を簡単に反故にし、台湾への武力侵攻を背景にした併合姿勢など全く信用できる国ではありません。

 

2020年にはそんな中国の首領を国賓で迎えようとしたり、コロナ拡大の初期には国内の備蓄してあるマスクを寄付したり、在中国の日本大使館では、武漢が閉鎖された後まで日本への旅行を歓迎する安部首相のビデオを流していたり。

 

比較的最近の例では、王毅外相が来日した際「釣魚島(尖閣)は中国固有の領土」と言ったことに対し、我が国の茂木外務大臣は笑顔で「謝謝」と言ったとか。
これでは国際的に、日本も尖閣は中国の領土と認めたと理解されます。

 

もうそんな腰の抜けた中国外交ばかりを見てきましたから、今回の中山泰秀防衛副大臣の発言は国際社会に向けた日本の決意ともとれる内容でした。
私は久しぶりに胸のすく思いでしたよ。

台湾は兄弟だ

その時中山泰秀防衛副大臣は、「台湾は友達じゃない、兄弟だ」と発言したことが伝えられています。

台湾は終戦までは日本だったのです。

だから台湾に人々は同胞です。

その台湾にこれまで日本政府は非常に冷ややかな態度を示してきました。
その主な理由は正式な国交がない事と中国への配慮です。

 

世界一親日で、日本を慕い続けてくれる台湾に冷ややかな態度をとるシーンを見る度、私は心苦しさと失望感を感じていました。

 

それがこの度、防衛副大臣という要職にある中山氏が、世界に向けて台湾防衛を明確に発信したのです。

「よくぞ言ってくれました!」と喝采したのは言うまでもありません。

大体において外交とは”生き馬の目を抜く”とか”片手で握手して、もう片方は後ろ手に拳銃を持っている”という言葉が示すように、国益のぶつかり合いです。
武器を使わない戦争のようなものです。

 

そんな中で、これまでの日本に対する様々な行動から、最も信頼できる国が台湾だと思います。
これでアメリカと共に、台湾防衛に貢献してくれたら、私は政権を大いに評価するところです。

タイトルとURLをコピーしました