これで安心、結婚式のスピーチ。主賓、友人、乾杯の例文大公開!

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結婚式に招待していただいて、スピーチを頼まれると不慣れな方は何をどう話して良いか分かりませんね。
私も超苦手です
考えるほど頭が真っ白…なんてことにもなります。

そこでこの記事では、それぞれの立場での上手な事例をご案内します。
これに沿ってスピーチを組み立てて頂けば、まず失敗はしないはずです。
結婚式のスピーチを考える際のテンプレートとしてご利用下さい。
こんな本もありますよ。

結婚式のスピーチ、主賓の例文

主賓と新郎新婦の関係は、一般的に上下関係にあります。
上司が部下の、恩師が教え子の結婚式でのスピーチとなります。

砕けて話そうとして、時として失敗することもあります。
上下関係であるがゆえに、つい言い過ぎてしまいがちなのです。

スピーチを考えるにあたり、気を付けたいポイントを上げておきます。

*主賓挨拶における重要ポイント
・説教めいたスピーチにならないよう=主役はあくまでも新郎新婦
・会社の宣伝や紹介、自慢話はNG=同じ会社以外の人も列席している
・話が長くなりすぎないように=5分程度(書いた原稿を時間を計って読んでみて確認)
・人生の先輩としてのアドバイス的メッセージ=「3つの袋」・「50×50」の話など(下記に概略説明)

「3つの袋」の話
結婚生活における大事な袋が3つある。
1.給料袋 生活を支えるための重要なもの。(今は振込の会社が大半だが)
2.胃袋 妻の料理が楽しみだと寄り道はしない。(飲み歩きが減るので平和)
3.堪忍袋 多少のすれ違いは思いやりで忍耐する
※この他「お袋」や「玉袋」を入れるバージョンもあり。
ただし後者は、下ネタ系なので披露する場の雰囲気に要注意。

「50×50」の話
・50×50=2500
・49×51=2499
・48×52=2496
50という数をお互いの努力や愛情に例える。
努力や愛情がどちらか一方に偏ってしまうと、掛け合わせた数字はどんどん小さくなる。
だから夫婦はそれぞれが平等に努力し合うことが大切だ…という定番の話
因みにどちらか一方が0になると、結果も0になる。

*主賓挨拶の代表的な構成
1. 自己紹介:自分の名前と新郎(新婦)との関係を紹介。
2. 祝辞: 新郎新婦、両家の親族へのお祝いの言葉。
3. 新郎(新婦)の人柄の紹介と新郎(新婦)とのエピソード: 主賓から見た新郎(新婦)の人柄、仕事ぶり、出来事を紹介。
4. 2人へのメッセージ:最後に新郎新婦に向けてのメッセージで締める。

*主賓挨拶の一例
1.ただいまご紹介にあずかりました、新郎(新婦)の勤務先の◯◯と申します。
2.僭越(せんえつ)ではございますが、ご指名により、お祝いの言葉を述べさせていただきます。
◯◯君(新郎の名前)、△△さん(新婦の名前)、並びにご両家のご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
心よりお祝いを申し上げます。
3.◯◯君(△△さん)とは、彼が(彼女が)私の部署に配属されて以来の付き合いで…⇒人柄紹介や仕事上のエピソードなど
4.二人の門出を祝して私からアドバイスを贈りたいと思います⇒「3つの袋」の話や「50×50」の話
少々長くなりましたが、これをもちまして私のお祝いのご挨拶とさせていただきます。
本日は本当におめでとうございます!

結婚式のスピーチ、友人の例文

友人代表のスピーチでは、あまり堅苦しくはならない方が良いでしょう。
しかしだからといって、あまり悪ノリするのも顰蹙(ひんしゅく)を買います。

時々見かけますが、新郎新婦のそれまでの異性関係に触れたり、秘密の暴露は絶対に避けてください。
面白いのは言っている本人だけで、新郎新婦もそれぞれの親族も、ただ迷惑なだけです。

何より折角の結婚生活への船出を、後味の悪い物にしてしまいます。

*友人代表のスピーチにおける重要ポイント
・あまり堅苦しくなりすぎないように⇒かと言って悪ノリにならないように(異性関係や暴露は絶対にNG”!)
・友人だからこそのエピソード⇒今まで親しく付き合ってきたからこそ知っている楽しいエピソードを
・長くなりすぎないように⇒3分~5分以内

*友人代表のスピーチの構成
1. お祝いの言葉:新郎新婦、両家の親族へのお祝いを言います。
2. 自己紹介:自分の名前と新郎新婦との関係について話す。
3. 新郎新婦とのエピソード:新郎新婦との思い出などについて話す。
4. 2人へのメッセージ:これから新しい人生を共に歩いていく新郎新婦に向けてメッセージを贈る。

*友人のスピーチの一例
1.◯◯君(新郎の名前)、△△さん(新婦の名前)、並びにご両家のご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
お二人、並びにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。
2.ただ今ご紹介にあずかりました私は、新郎(新婦)と同じ高校の同級生の○○でございます。
僭越(せんえつ)ではございますが、友人としてご挨拶をさせていただきます。
3.◯◯君(△△さん)とは、高校で同じクラスだったことから仲良くなりました…⇒具体的なエピソードを紹介。
4.私たちも羨ましくなるような、素晴らしいご家庭を築いて行かれることと思います。
これからのお二人の幸せを心より願っております。
長くなりましたが、これをもちまして私の挨拶とさせていただきます。
本日は本当におめでとうございます。


結婚式のスピーチ、乾杯の例文

乾杯の挨拶は、ダラダラと話し過ぎず簡潔かつテンポ良く「乾杯!」に移行しましょう。
そして「乾杯!」のタイミングを合わせやすいように声をかけることが大切です。

*乾杯挨拶のスピーチにおける重要ポイント
・エピソードなどは控えめにして簡潔に話す⇒これから始まる宴の開始合図なので、宴へのスムーズな移行を優先する
・乾杯のタイミングを合わせやすく⇒「乾杯!」の発声の前に「ご唱和お願いします」などの準備言葉を入れる
・時間は手短に⇒3分以内

*乾杯のスピーチの構成
1. お祝いの言葉:新郎新婦、両家の親族へのお祝いを言います。
2. 自己紹介:自分の名前と新郎新婦との関係について話す。
3. 新郎新婦とのエピソード:新郎新婦との思い出などについて話す。
4. 2人へのメッセージ:これから新しい人生を共に歩いていく新郎新婦に向けてメッセージを贈る。

*乾杯のスピーチの一例
1.◯◯君(新郎の名前)、△△さん(新婦の名前)、並びにご両家のご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
お二人、並びにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。
2.ただ今ご紹介にあずかりました私は、◯◯君(△△さん)と同じ職場の○○でございます。
僭越(せんえつ)ではございますが、ご指名でございますので、乾杯の音頭を取らせていただきます。
3.◯◯君(△△さん)とは5年間一緒に仕事をしており…⇒具体的なエピソードを短く簡単に紹介。
4.それでは乾杯をしたいと思います。皆様声高らかにご唱和お願いします。
これからのお二人の幸せ並びに、ご両家ご親族・本日ご列席の皆様の益々のご繁栄を祈念いたしまして「乾杯!」

結婚式のご挨拶(ウェルカムスピーチ)

新郎新婦の挨拶(お礼のスピーチ)がプログラムに入ることも多いです。
一般的には新郎が代表して挨拶をします。
ご参列のゲストの方々へ感謝の気持ちを伝えましょう。

*新郎新婦のスピーチにおける重要ポイント
・ゲストへの感謝の気持ちを伝える。
・挙式を済ませた報告をする
・短く簡潔に⇒1~2分以内

*新郎のスピーチの構成
1. ゲストへのお礼の言葉:ご参列のゲストの方々への感謝の気持ちを表す。
2. 婚儀の報告:挙式を済ませた報告をする。
3. ゲストの方々へのメッセージ

*新郎新婦挨拶の一例
本日はお忙しい中、私たちのためにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
先ほど、ホテルのチャペル(或いは神前)におきまして、皆様に祝福いただきながら、無事に結婚式をあげることができました。
これも、ひとえに私たちを温かく見守り、支えてくださった皆様方のおかげだと感謝しております。
短い時間ではありますが、どうぞおくつろぎいただき、楽しいひと時をお過ごしください。
本日は誠にありがとうございます。

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